ベンツマーク校サッカー部の2023年の挑戦が始まりました。イレブンへの応援を宜しくお願い致します。

負けないチームへ。(中学部・2020年秋)

中学部の新人戦はこれから支部予選に移ります。

通常通りならば、おそらく4チーム1ブロック、2試合を勝ち抜けばと支部代表として都大会に出場できる流れではないでしょうか。
区予選は2次トーナメント1回戦を除けば、‘負けても次がある’という予選方式でしたが、この後は全試合負ければ終わりとなります。

わたしは、長年中体連の試合を観てきて思うことがあります。
勝ち上がるチームは点を取るチームではなく、失点をしないチームだということ。
つまり、負けないチームであることが大事とわたしは思っています。

確かにどんな相手に対しても常に4,5点取れる攻撃力があるならば、話は別です。
しかし、これからの相手はそうは点を取らせてはくれないでしょう。
時に相手をボコボコにできるチームよりも、常に相手をイライラさせられるチームの方が強いチームだとわたしは考えています。

失点を避けるにはどうすればよいのか。
実はとても単純なことです。
GKも含め11人で相手にプレスをかけ続けるのです。
相手よりも1歩でも早くボールに近づく。
ボールを持っている相手に1歩でも早く身体を寄せる。
これを1試合を通して行い続ければよいだけです。

しかし、これを出来るチームは本当に少ない。
そして相手よりもそれができたチームが、次の舞台に進むことができるとわたしは考えています。

以前は中体連の大会は春夏秋とありました。
春・夏・高円宮・秋と年間の全ての大会で都大会に行った年がありました。
おそらくベンツマーク校サッカー部でこれができた年は、この時だけだったのではないかと思います。

この時の選手から聞いたことがあります。
彼は言っていました。

‘ 試合開始後の1プレイ目が大事です。
自分の場合は、笛を吹かれない範囲で対面の選手に強く身体を寄せます。
この試合を通して、’これで行くからね‘という相手へのメッセージです。
それからは、しつこくプレスをかけ続けます。
そうすると相手がイライラしてくるのが分かります。’

なるほどなぁと思いました。

わたしは今年のチームの魅力を「失点後、追加点を許していないこと」と先日述べました。
これからの試合は、もう一つレベルを上げて「失点をしないこと」を目指してほしいと思います。
全員でグラウンドを走り回り、相手にプレスをかけ続けてください。

支部での健闘を祈っています。

がんばれ、ベンツマークイレブン。

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