勝ちました。(2016.8.17)
まさに、初戦の硬さが出た試合でした。
キックオフ後から圧倒的にボールを支配しながら、先取点を奪えない。
そうこうしているうちに前半終了。
後半が始まると、徐々に相手のペース。
相手のミスにも助けられ、何とか失点を免れる試合状況に陥っていました。
後半も半ばにさしかかった頃でしょうか、
相手GKのクリアーボールがFWイレブンの身体に当たり、そのままゴールへ吸い込まれると言うラッキーな先取点。
ラッキーと言うのは間違いです。
彼が一生懸命詰めたからこその、ナイスゴールでした。
これで硬さが取れたのか、すぐに追加点。
その後も一点を追加して3-0の勝ち。
ハラハラドキドキしましたが、大会初戦とはこんなものなのでしょう。
この試合、とても嬉しかったことがあります。
一つは、ベンチで出番を待っていた四人の高三イレブンのうち、三名がグラウンドに立つことが出来たこと。
この日の交代は四回。
一度目は、前述の通り試合の流れが相手側に傾きかけた時の交代。
好調を維持している下級生がグラウンドに立ちました。
そして残りはリードを広げた後の三度。
ここで高三イレブン三名が登場。
まず登場したのが、怪我をしていたイレブン。
合宿前の試合で、足の指を骨折してしまいました。
この日の三点目は、彼の素晴らしいヘディングシュートでした。
次に登場してきたのが、現キャプテン。
坊主刈りのその容姿は、彼のこの大会への決意を表したものでした。
ゲームキャプテンから彼へのキャプテンマークの受け渡しは、感動的でした。
最後に出場したのが、中学部の時のキャプテン。
彼は中学三年時に大怪我を負いその後はリハビリを続け、この大舞台に戻ってきました。
本当に嬉しい登場でした。
そして、もう一つ。
六年間彼らを支えてきた高三イレブンが、ユニホームを着て試合に臨めたこと。
彼は、21番の背番号を付けてこの試合をサポートしていました。
先生、ありがとうございます。
次戦三回戦は、強豪校との試合となります。
会場は人工芝となり、両校共にチームカラーを発揮することができるでしょう。
相手は格上。
速く、粘り強いディフェンスで相手の出だしをつぶせるか。
少ないチャンスを確実に決められるか。
この二点に尽きると思います。
イレブンのみんな、
全高三イレブンをグラウンドに立たせてほしい。
残念ながら、わたしはこの試合を観ることは叶いません。
勝ってもう一度、君たちのその姿をわたしに見せてほしい。
第95回全国高等学校サッカー選手権大会
東京都一次予選三回戦
対 T亜学園高校 戦
日時:8月18日 (木) 15時30分 キックオフ予定
会場: 駒沢第二球技場
彼らへの、皆様の声援を心からお願い致します。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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