中学部支部進出。(2018年秋)
本日、久しぶりに中学部の応援に行ってきました。
新チームになって初めての観戦となります。
区の準決勝で惜敗し、支部進出への残り一席をかけての今日の試合。
公立校との対戦となりました。
結果として延長PKで支部進出を決め、一安心。
しっかり勝ちきりとても喜ばしいことだったのですが、同様に嬉しいことがありました。
このブログで特に最近よく書いているのですが、長年この区の予選を見続けてきた身としてはとても嘆かわしいことがあります。
それはX区の公立校の力の低下。
これは、区全体のレベルの低下につながります。
部員数が集まらず単独チームが組めないのはまだしも、試合に臨めない学校が出てきているという現状が、公立校の強い頃を知っているわたしにとってはとても残念でしょうがありませんでした。
今日の試合も一方的な試合になるのだろうと思いながら、会場に向いました。
それがそれが、相手公立校は三決に残るにふさわしい頑張りを見せてくれました。
切磋琢磨するライバルが多いほどベンツマーク校にもありがたいことですから、今後も公立校の復活を望むばかりです。
さて、今日の試合。
初めて観たこのチーム。
上手い。
ワンタッチでぽんぽん繫いで行く。
ファーストタッチでのボールの置き場がとても良い選手がいる。
パスアンドゴーの見本のような運動量豊富な選手もいる。
けれど、勝てる気が全くしませんでした。
秋は収穫の時期ではなく、種まきの時。
来夏への成長を願って、少し厳しいことを言います。
内容と言い、ポゼッションと言い、相手を優に上回ったベンツマーク中学。
が、勝てる気が全くしない。
得点が入る気がしない。
ペナルティエリア付近で危険な香りを放つことがない。
エリア内に進入してフリーの状態であるにも関わらず、まだパスを選択する。
エリア外でも同様。
あの狭いグラウンド、わざわざ狭いところで何をしようというのか。
強いチームと弱いチームの誰でも分かるプレイの差。
それはゴールへの執着心です。
‘点を取ること’
強いチームの選手たちはゴールを狙える体勢がわずかでもあれば、どこからでも打ってきます。
サッカーがどんな競技であるかをとてもシンプルに考えています。
格好良く崩そうだとか、自分よりより可能性が高い選手を探そうだとかはしません。
‘打てる時に狙う、自分が決める、そしてヒーローになる’このオーラが半端ない。
今日のベンツマーク中学の誰一人にもこのオーラを感じることが出来ませんでした。
この後、始まる支部予選。
四区の代表チームが都大会への五つの席を争うことになります。
三位通過したベンツマーク校の相手は、おそらく他区首位通過チームないし上位通過チームとなることでしょう。
これらの相手に対してどのような心持ちで臨むのか。
もう一度、サッカーという競技の原点に戻ってほしいとわたしは思います。
きれいは要らない。
必要なことは、叩き込まれず叩き込むことだけ。
上に行けば行くほど、多くの課題を頂くことができます。
秋は種まきの時。
来夏の収穫に向かってよい勉強をしてきてほしいと思っています。
支部での健闘を祈っています。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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