この新人戦を終えて。(中学部・2020年)
試合を全く観ずに振り返ることはおこがましいのですが、試合結果、そして伺った試合展開からこの大会の感想をお話します。
大会を通して
区・支部を通して力の拮抗する相手との対戦が続きました。
初めの二つ、先制を許してからの逆転勝ちは立派だと思います。
ベンツマーク中学の伝統的なウィークポイントと言えるかもしれませんが、接戦に強くない。
特に力が拮抗する相手との競り負けが多々見られてきました。
その因由は技術や体力的なことではなく「気持ち」からくるものとわたしは常々思っています。
W中学、K城中学と、例年都大会に顔を出すような区内ライバルチームとの競り勝ちは、このチームの気持ちの強さの片鱗を見せてくれたのではないでしょうか。
支部予選の敗戦について
先制から逆転負けを喫した、支部予選。
このブロックの組み合わせを見た時に ’2点取られたら厳しいな’と思っていました。
それだけこの組の実力が拮抗していたからです。
K城中学は言うに及ばす。
K東中学。
他区で優勝したT市大中学と区予選を通して競った学校はK東中学だけでした。(1-2)
そのK東中学に区1次予選で競り勝っていたのがF中学でした。(1-0)
今回の支部予選で同ブロックになった他3校とベンツマーク中学は今まで幾度と対戦を行っています。
そして、やはり大差で勝利した試合はありません。
これらのことを考えてみても、取られても1点までと感じていました。
1点取られても2点を取り返す。
しかし、2点失うと3点を取り返すのは支部レベル、それも今回のようなブロックで難しいことでしょう。
今回の敗戦で失点の重みを肝に銘じられたのなら、この大会を戦ったことの意義があると思います。
このブロックの組合せに感謝です。
サッカーに真摯であれ
敗れた試合では要の選手が欠場、途中退場していたという話を試合後に伺いました。
聞けば、発熱と試合中のケガということでした。
これはしょうがありません。
しかし次の夏のために、全部員に考えて欲しいと思うことがあります。
君たちに問います。
良い選手とはどんな選手でしょう?
苦しい時に決めてくれるFW?
創造的なパスで試合を組み立てるMF?
ゴールを懸命に守り続けるDF?
どう思う?
わたしは良い選手とは、「必要とされた時に応えられる選手」だと思っています。
この意味合いの中には「病気・ケガをしない選手」も勿論、含まれます。
どんなに素晴らしい技術、身体そして頭脳を持っていても、必要とされた時にその場にいられなければ全く意味がありません。
それはチームの核となるべき選手ならば、より意味合いが重くなります。
そういう選手が、練習でも試合でも参加できなければチームは本当に困るよね。
必要とされた時にそれに応えられる選手になるためには、どうしたら良いのかをこの機会に考えてください。
普段の生活を疎かにしないということはまず第一でしょう。
サッカー部内のルールを守ることも一つでしょう。
このあたりをしっかり行えなければ、「資格」がなくなるよね。
病気をしないために生活習慣を改善することも一つでしょう。
ケガをしないために毎日のストレッチ等々身体の改善・メインテナンスを怠らないことも一つでしょう。
ケガをしない選手は本当に頼りになるものです。
アクシデントにはどうしても避けられないものがあります。
しかし、自己の努力によって回避できるものがあるということにも気づいて下さい。
その努力を続けることも、サッカーという競技に真摯であるということに他ならないこととわたしは考えています。
ベンツマーク中サッカー部での活動は、長いようでそうでもありません。
中一の夏前に入部し、中三の夏には終わってしまうのです。
そして秋の新人戦からゴールまでは本当にあっという間です。
君たちはこの秋に敗れました。
それは君たちを優った相手があったということ。
この事実は紛れもありません。
さぁ、君たちはどうしよう?
秋は種まきの時期。
来夏に大きな花を咲かせるもしないも君たち次第なのです。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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