新人戦 都初戦の感想(中学部・2022年秋)
昨日、新人戦都大会初戦がおこなわれました。
結果は1-0.
わたしが都内最強公立校と考える相手に勝利しました。
今日はその試合の感想を述べたいと思います。
少し辛口な点もありますが、ご容赦ください。
まず、【良かった点-最後まで走り切れたこと】
この試合、日頃の練習量は嘘をつかないなぁと思いながら観戦していました。
相手チームはサイドに開き、グラウンドを広く使おうとしていました。
’このペースでボールを回されていると、後半ベンツマーク中は持つだろうか?’
しかし、それは危惧に終わりました。
確かに、後半詰めに遅れは見られました。
しかし、最後まで運動量が落ちることなく、一線を守り抜きました。
昨日の勝因は、彼らの強い気持ちと走り続けた脚にあったとわたしは思っています。
さすがここまでの7試合、失点1のチームだと思いました。
次に【残念な点-ボールの置き場所】
相手校は、グラウンドで会話をしようとしていました。
会話をしていたという表現はわかりづらいかもしれません。
選手同士で意図したプレイを交わそうとしていたと言い換えましょう。
対して、ベンツマーク中の選手たちが送るパスには意図が感じられない。
多くの選手が、苦し紛れのパスを連発していました。
なぜこのようなパスになるのか?
理由はいくつもあるでしょうが、わたしが強く感じたことを一つあげます。
それはボールを止めることに意図がないから。
昨日わたしはいつものとおり、早い時間に会場に入りました。
そして、ベンツマーク中のパス練・シュート練を観ていました。
ボールを止めて「いち、に、さん」。
こんなタイミングでパスを戻している選手を少なからず観ました。
君たちに聞きます。
試合中にこのタイミングまでプレスを待ってくれる相手選手はいる?
少なくとも都大会にはいないよね。
ではなぜ、このような悠長なパスを出す選手がいるのだろう?
それは、ボールを置く場所が悪いから。
相手から遠く・判断よく早いパスを送り出せる位置にボールを置こうとしていないから。
漫然とパス練をおこなっていると、それが癖になります。
試合では簡単に詰められて苦し紛れのパスをすることになります。
ボールを止める・パスを出すというプレイは、実に奥深く簡単には身につきません。
今のうちにその意識を徹底して身につけてください。
必ずや、今後君たちの大きな財産になってくれるはずです。
次の次はどちらが出てきても、ベンツマーク中にとってこの大会最大の山となることでしょう。
次戦、この山に向かうための加速をしてください。
楽しみにしています。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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