PK負け。(高校部・2019年秋)
本日、高校部の新人戦二回戦が行われました。
相手はT4リーグ校。
東京都サッカーのヒエラルキーで言えば、3階級上のチームです。
このような相手に許される失点は1点まで。
1-0で勝利するか、0-0または1-1でPKに持ち込むかというのが現実的な話でしょう。
0-0(PK4-5)。
よくやったと思います。
各プレイヤーが厳しく当たっていましたし、DF陣も根負けせずによく踏ん張ったと思います。
が、これで終わらす訳にはいきません。
この敗戦を次に繋げなくてはなりません。
今日の試合を経て、彼らに課題を考えてもらいたいと思いました。
わたしは、強豪相手には ‘ 飛び道具が有効 ’ であると常々書いています。
今日もつくづく思いました。
この試合の場合、残念だったのは「コーナーキック」。
このチームに、コーナーキックに対するフォーメンションは存在するのでしょうか?
ゴール前に詰める選手たちは、愚直にゴールラインに横並びでした。
当然、周りを相手選手に囲まれています。
正直、あのフォーメーションで点を取ることはまず無理でしょう。
何かの拍子で押し込めるか、何かの拍子でこぼれ球を後方の選手が打ち込むか。
と言っても、ゴールライン上にあれだけの選手が並び、入り乱れているとそれも難しいと思うのです。
以前、選手権都予選の二次を勉強のため観戦に行った時のこと。
あるチームが、コーナーキックに対していくつものフォーメーションを駆使しているのを観たことがあります。
何人をおとりに使うか、彼らはどう誘導するか、そして点を決めるべき選手たちはどう入ってくるか。
本当によく練られていたことを覚えています。
今日のゴール前のプレイを見る限りでは、ベンツマーク校は組織としての作戦は全く考えていないのではないかと思いました。
わたしは、もう何年も前から繰り返しこういう話をしてきています。
しかし一向に、フリーキックの名手やコーナーでのサインプレーにお目にかかることがありません。
何か間違えたことを言っているのでしょうか?
この学年は強い。
中学の新人戦では都ベスト8まで上がり、
夏は支部では別格と考えられているT大中相手に1-1.PK戦まで持ち込んでいます。
今日もTリーグ校相手に0-0.PK(4-5)。
でも、万年 `よくやった!‘で終わっていいのでしょうか?
わたしの提言に一理あると考えてくれるならば、是非とも明日から飛び道具の練習をしてほしい。
そして、次は`よく勝った!‘と言わせてほしいのです。
三年前にも彼らに言ったと思います。
秋は種まきの季節。
大きく実を成すための準備の時期。
ただ、三年前と違うのは、
最終学年のこの数か月は、あっと言う間に過ぎてしまうということなのです。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
- 前の記事
打って打って打ちまくった彼。 2019.12.07
- 次の記事
あれから、四年が過ぎました。(2019年冬) 2019.12.10
コーナーキックを含め、リスタートのプレーは、練習すれば、必ず上手くなるプレーの一つです。1~2週間で、見違えるように変化します。都大会のシード校が掛かると、リスタートを練習しているチームが多いはずです。決まったポイントにけりこめるキッカーがいること、ボールにミートする場所・時間をどうやって開けるか、そこにどうやって入りこむかを、2・3通り決めているのが多いようです。
東京 高校サッカー大好きおじさん 様
こんにちは。
毎度、コメントありがとうございます。
>練習すれば、必ず上手くなるプレーの一つです。1~2週間で、見違えるように変化します。
おっしゃる通りで、わたしもそう思うのです。
なぜ、それを実行しないのかなぁと。
今後もこの点は繰り返し提言していくつもりです。
またお気づきのことがありましたら、コメントお待ちしています。
ありがとうございました。