区・支部の組み合わせを見て思うこと。(中学部・2020年秋)
この大会、ここまでの組み合わせ。
区決勝トーナメントからは厳しい対戦の連続になっていると感じています。
これは次戦の相手、K城中学も同じことなのですが。
同じ山にTM大のような、力が一つ二つ抜けているチームがある場合はとても厄介だと思います。
一方、今回のように力が拮抗しているチームとの連戦も心身共に削られてかなりしんどいと思います。
このチームが勝利する毎に‘立派’と書いていたのは、そういう気持ちもあったからです。
そして、勝ち上がるたびに彼らをある学年と重ね合わせている自分がいました。
昨日、ある保護者OBの方からこのような連絡をいただきました。
’中学部のK城戦、シチュエーションは数年前のO合戦を彷彿させますね’
このお父様とは多くの試合を一緒に観戦しました。
お互いの子供が卒業した後も交流が続いており、このサッカー部が繋いでくれたありがたいご縁だと感謝しています。
数年前のO合戦とは。
先日のブログでこう書きました。
「春・夏・高円宮・秋と年間の全ての大会で都大会に行った年がありました。 」
そう、この年のチームと重ね合わせながら今大会の試合結果を伺っていました。
もう何年も前にあげたこの成果は、二つの学年で成し遂げたものです。
夏の高円宮が終わった後に中三生は高校部に移り、新チームで秋の新人戦で都大会に出場しました。
その中三生が区内でどうしても勝てないチームがありました。
中二秋1-1PK負け、中三春1-1PK負け。
それがO合中学でした。(春は共に都大会出場)
そして最後の夏。
区大会でやっとのこと3-0で破り、そのまま区優勝をします。
ただ、選手も試合を観ていたわたしたちもすっきりしないものがありました。
それはO合中のGKで主将、チームの精神的支柱である選手がケガのためその試合には出ていなかったからです。
支部予選の組み合わせ発表日。
保護者のメールが飛び交いました。
’初戦、O合中だって!’
区の試合の時点で、彼が次戦に出てくることは情報として知っていました。
ああ、サッカーの神様がしっかり決着をつけろと言っているんだなぁとわたしは真面目に思いました。
案の定、試合は両者一歩も譲らず。
試合終了間際に、チームのエースがミドルシュートを叩き込んで決着をつけました。
わたしはその瞬間、その場でへたり込んでしまった覚えがあります。
宿敵O合中学を破って、支部代表決定戦。
その相手はK東中学。
今支部予選も同ブロックとなっていますね。
この試合も1-0の辛勝。
決してきれいなゴールではなく、押し込んだという得点でした。
残念ながら、新チームの試合をわたしはまだ1試合も観たことがありません。
それゆえ、どんなチームカラーなのかは試合結果から推測するだけです。
しかし、なぜだか、あの年の戦い方にとても似ているのではないかと思ってしまうのです。
決して目立つ選手がいる訳でもなく、チーム全員で泥臭く勝ち上がっていくあの戦いぶりに。
わたしはこのブログで毎年必ず使う言葉があります。
’秋は種まきの時期’
中三の夏に大きな実をつけるために、様々な気付きをする時期だと考えているからです。
それは負けてもよいという意味ではありません。
負けて気付くことも多いでしょう。
しかし、上の舞台に立ってみなければ気づかないものもそれ以上にあります。
是非ともこの厳しい戦いを征して、大きな種をまいてほしいと願っています。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
- 前の記事
球は・・・、一歩でも速く。 2020.10.31
- 次の記事
新人戦の組み合わせが出ました。(高校部・2020年秋) 2020.11.01
コメントを書く