その後の君たちへ。(2016.7.4)
‘さあ、君たち、どうする?
ここまで言われて。’
新人戦支部予選で敗退した際に、彼らにこう投げかけました。
投げかけた以上、彼らの「その後」を見届けなければならないと感じていました。
ブログは終了致しましたが、特別に書かせて頂こうと思います。
第59回 東京都中学校サッカー選手権大会 支部 都代表決定戦
昨日、初戦が行われました。
相手はくしくも、同区のW中学。
昨秋の新人戦区予選決勝で、0-3で完敗した相手。
支部敗退後の、彼らの成長を判断するには格好の相手となりました。
前半24分先制。
前半29分追加点。
後半9分追加点。
終了。
3-0.
上手いとは思いませんでした。
正直言えば、内容には不満がありました。
しかしわたしは、この逆の内容の試合を嫌と言うほど観てきました。
上手いけど勝てない試合を。
力の拮抗する集団の中で、勝ち抜くには鉄則があるとわたしは思っています。
点を与えないこと。
そして、少ない得点機を確実にモノにすること。
前半終了間際の追加点。
後半開始早々のダメ押し。
そして零封。
恐らくシュート数は相手に劣っていたのではないでしょうか。
こんな試合運びを見せられては、強くなったと言わざるを得ません。
練習は嘘をつきません。
彼らはこの八カ月の間に、確実に成長してきたのだと思います。
が・・・。
次戦、都大会をかけての決勝戦。
この支部では別格と言われてきた強豪校と対することになりました。
ベンツマーク校の前の試合。
この学校の試合が行われていました。
観戦をし始めて、耳を疑うようなことを聞くのです。
栄枯盛衰。
どんなチームでも強い時ばかりではないでしょう。
今年はその谷間なのか?
そんな思いで、観戦を続けていました。
忘れるべきだと思います。
上手いし、強い。
アタリが本当に強い。
球際での奪い合いでは、相手校の選手が飛ばされていました。
話を戻します。
昨日の試合、内容には不満があると申しました。
あの秋に苦言を呈した、ボールへの寄せが「遅く」「甘い」ままなのです。
そこそこの相手ならば、昨日のような試合運びを行えば勝利を手にすることができるでしょう。
しかし、この相手には通用しないとわたしは思います。
わたしは常々思って来たことがあります。
‘気持ちさえ負けなければ、ベンツマーク中イレブンは勝てるように指導されている。’
どれだけ走り込んできたことか。
どれだけの練習を積み重ねてきたことか。
そして、どれだけのプレッシャーを受けながらプレイをしてきたことか。
あの猛暑の中、早くに相手校の脚は止まりました。
しかし、ベンツマーク校イレブンたちの脚は止まることはありませんでした。
走りきれるのです。
彼らの努力の賜物なのです。
都大会と引退をかけての次戦。
勝機があるとすれば、球際での勝負を挑めるか否かだと断言できます。
おこちゃまで終わるのか、強い気持ちを見せられるのか。
決勝に臨む君たちへ
今までの努力に自信を持って、強い気持ちで臨んでほしい。
戦ってほしい。
君たちのこの三年間のベストの試合を。
四年前の高円宮杯。
T摩大戦。
2-1.
彼らは三年間の集大成を見せてくれた。
別格などは、自分たち次第で陽炎にもなることを示してくれた。
君たちにも必ず、できるはずだ。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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