お前、ボールが見えているか?-コンタクトレンズの着用の節目。
ベンツマーク校では、一足先に高三生のオンライン授業が始まりました。
来週月曜日18日からは、全学年で同様に授業が始まるようです。
騒動は日に日に終息に向かう兆しは見せています。
しかし、まだ変則的な学校生活は続くことでしょう。
さて昨日、久しぶりに学校HPを覗いてみました。
掲載された校長室だよりには、冒頭こんなことが書かれていました。
‵ 例年、新年度が始まると、中学1年生を正門近くまで見送る保護者の姿や場所を探して校内をうろうろする生徒の姿を目にします。~'
地元公立校とは違い、ほとんどの生徒が遠く離れた場所から通学をしてくるのが私立校です。
毎日、電車通いすること自体が大きな環境の変化でしょう。
変化と言えば、中学入学後の3年間は身体にも大きな変化が起こります。
声変わりがあったり、身長が一気に伸びたりと。
個人差はありますが、身体は大人へと変化し始めるのがこの3年間です。
そして、この時期に大きな変化を示す身体の部位があります。
それは。
眼です。
文科省が発表している「学校保健統計調査」には ‵裸眼視力1.0未満のもの'という項目があります。
平成30年度の結果を見ますと、幼稚園年代26.68%、小学校年代34.1%、中学校年代56.04%、高校生年代67.23%となっています。
小学生→中学生を終える間に21.94ポイントも、裸眼視力が1.0を割ってしまう子供が増えています。
他の移行時期に比べると断トツの増加です。
確か中二の終わりか、中三の初めの頃だったと思います。
長男がこう言ってきました。
‵コンタクトレンズを買って欲しい。´
聞けば、少し前から物が見えづらくなっていたらしいのです。
それでも眼鏡等々の余計なものを装着するのは嫌だったらしく、眼を細め細め何とかしていたらしいのです。
それが。
ある試合中に、チームメイトに言われたそうなのです。
‵ ○○、ボールが見えているか?'
長男のボールの扱いに不審を感じたのでしょうね。
これにはまずいと長男も感じたのでしょう。
すぐに彼に眼科を受診させ、コンタクトレンズの処方を出してもらいました。
それから高三の夏まで、コンタクトの着用をしてのプレイをすることになりました。
使用していたのは、1dayタイプのコンタクトレンズ。
若年層にコンタクトレンズをさせるべきか?という話が出ることがあります。
賛否はあるようですが、否定派の大きな理由にはその管理の難しさが上げられることが多々あるようです。
コンタクトレンズは透析機器、放射線治療機器などと同じクラスの高度管理医療機器というものなのだそうです。
わたしも知りませんでした。
適正な管理のもと使用しないと、身体に大きなダメージを与えかねないという代物らしいのです。
わたしも目が悪く、自身が競技を行っている間はコンタクトレンズを使用していました。
当時はハードかソフトかの選択しかなく、競技をする上では後者一択でした。
ソフトタイプのコンタクトレンズは、煮沸等々の扱いが大変面倒なものでした。
その経験があったので、雑な性格の長男には使い捨てのコンタクトしかないだろうと思ったのです。
ただ、購入前にはその費用のことも考えました。
使い捨ての、それも1dayタイプのコンタクトは大いに費用がかかる。
一時は、スポーツメガネを考えたこともありました。
スポーツメガネの使用に関しては明確ではありませんが、日本サッカー協会の競技規則にはこう触れています。
第四条「競技者の用具」
4.「 その他の用具 ヘッドギア、フェイスマスク、また膝や腕のプロテクターなど危険でない保護用具で、
柔らかく、軽いパッドが入った材質でできているものは、ゴールキーパーの帽子やスポー ツめがねと同様に認められる。」
ただし、その用具が危険か否かの判断に関してはこうあります。
「競技者が、認められていない危険な用具や装身具を身につけている、あるいは用いている場合、
主審はその競技者に次のことを命じなければならない。」
つまり、その判断は主審にゆだねられているということなのです。
これはここ数年の規則事項ですから、長男が中学生の頃はもっとスポーツめがねに対する理解は少なかったと思います。
中二春の春季大会支部決勝。
長男は整列時に用具不備を指摘され、出場を断念させられたことがありました。
まさか、まさかの出来事でした。
次は夏。またがんばろう(2011.5.5)
この経験もあり、主審の判断にゆだねられた用具を使用させることがわたしは出来なかったのです。
費用のことを差し置いても。
ちなみに長男は、大学でも競技を行っています。
サッカーではありませんが。
変わらずコンタクトは着用していますが、交換期間は1dayから2weeksに変えているようです。
自分で費用を出すようになったせいなのか、管理ができるまで成長してくれたのか。(笑)
あれから10年近くの年月が経っています。
スポーツメガネの性能も格段と良くなっていることでしょう。
実際、区・支部予選ではスポーツメガネを着用している選手をちらほら見ますし。
中学サッカーでの変化。
コンタクトやスポーツメガネをどの時期で着用するか。
長男のその時期はチームメイトからの
'○○、ボールが見えているか?'
が節目でした。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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