区立中学の復活はあったのか
中学総体区予選はベンツマーク中の優勝で幕を閉じた。
区決勝は昨秋の新人戦同様、区立中学VS私立中学の対戦。
この私立中学とは二大会共にベンツマーク中であり、優勝も連続で同校が飾ることになった。
わたしはかれこれ十数年、ベンツマーク校の応援を続けてきた。
その間、連続で区を征した学年があったか?と考えるとすぐには思い出せない。
そう考えれば、この学年、このチームは強いと言えるのだろう。(それはこれから)
さて。
先日、「区立中、復活あれ。」と言う題でわたしの考えを書いた。
では、復活したのだろうか? と言うことである。
その問いに関しては、’兆しが見えた’とわたしは答えたい。
今大会、わたしを一番驚かせたのは、区立中学が準決勝で私立中学を破ったことだった。
失礼な話だが、全く考えもしない結果だった。
元々、「区立中、復活あれ。」の記事を書いたのは、昨秋に都大会に進出した区立中学の真の力を測り切れなかったことが事の発端である。
わたしが区内公立中学の真の力を測る目安は、対私立中学との対戦結果。
今区大会のトーナメント一回戦で、この都大会進出校が私立中学に敗れた時点で、まだまだ ’ 復活 ’ とは言えないと思った。
それが他の区立中学が、それも私立三校の中でわたしが「常に安定している」と考える学校を破ったことは本当に衝撃であった。
しかし残念ながら、この1勝だけで「区立中が復活した!」とは言えない。
区立中学がコンスタントに私立三校と競り合い、私立三校のイレブンたちが常に区立中学を意識するようになって初めて復活という表現が望ましいとわたしは考えている。
けれども、昨秋の都大会出場、そして今大会の私立校戦の勝利は、区立中復活の兆しと表現するには十分なものだったと思う。
都心に位置するX区。
区立中学サッカー部が、少子化による生徒数の減少・クラブチームの台頭と厳しい状況に置かれていることは明白である。
また公立校であるが故に、方針の大きな転換も難しいことだろう。
しかし、わたしは切望している。
区立中学、復活あれ。
それがこの区全体の、そしてベンツマーク中学サッカー部のレベルアップに寄与することを信じて疑わないからである。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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