ベンツマーク校サッカー部の2023年の挑戦が始まりました。イレブンへの応援を宜しくお願い致します。

ベンツマーク中学サッカー部の対外試合は多いの?-中体連大会その2

昨日、ベンツマーク中学サッカー部における中体連の主催する大会の意味について、前回(その1)の末尾にお詫びと共に訂正追記を入れさせて頂きました。

「目標達成のための消去法として、中体連大会を重視している。」
読み直しているうちに、違うと思いました。

中学校としての部活動。
本道はやはり、日本の中学校スポーツの活動の場である中体連の大会で成果を収めること。
その活動の場に於いて、全国を目指すこと。
その目標の達成のため、強い相手を求めて、多くの大会に参加し、多くの練習試合を行っている。

これらのこともあくまでもわたしの勝手な考えです。
しかし、わたしなりにこちらの考え方の方が正しいと思いお詫びし訂正させて頂きました。

もう一月あまりで、新中一生が入学してきます。
そのみんなに向けて、わたしが観てきたサッカー部の練習日数や試合のことを話してきました。
本日は、中体連主催で行われる二大会の話をしようを思います。

ベンツマーク中学に入学し、ひと月も経つと部活動の話が出てきます。
部に入るのも入らないのも、もちろん自由。
自分は部活でがんばろうと思えば、まずは仮入部。
複数に体験入部して、自分に適したクラブを決めて行くことになります。

その仮入部を経て、サッカー部には毎年、30~40人前後の部員が本入部してきます。

この頃に夏の大会(中学総体・全中予選)が始まります。
中学部においては接点の短い、中三生部員が中心になってチームが構成されているはずです。

まずは、区大会。
この予選に参加してくる学校は10校前後でしょうか。
X区では少子化の影響か、部活サッカー部の低迷なのか、ここ十年で参加校がかなり減ってしまいました。

この10校前後のチームが、まずは3つほどのブロックに分かれて決勝トーナメント進出を競います。
ここで2~3試合。
ブロック上位2校を中心に8校が決勝トーナメントに進出。
10校のうち8校ですので、ここで敗退することはありません。

上位予選、支部大会へは3校。
夏の大会に関しては、以前は4校が支部に上がることが出来ていました。
3校に減ってしまったのは、やはり参加校の減少が理由でしょうね。

X区の勢力図は「私立3校にその年に調子のよい公立校」が、ここ数年の定番となっています。
この3校の三つ巴の結果準決勝で敗れたとしても、3位決定戦を経てほぼ支部大会には進出できます。
ここ10年、夏の大会において区敗退は目にしていません。
しかし、上がれば良いという訳ではありません。

X区の属する支部には、全国クラスの強豪校が1校あります。
そして、支部の組合せにおいては各区大会の優勝校同士は当たらないという規定があります。
都大会への道を太くするには、区で優勝が優勝しておくことがmustに近いくらい大事なのです。

支部大会には、4区計20校が出場してきます。
5ブロックに分かれ戦い、2試合勝てば都大会出場となります。
この支部、都大会は一発勝負。
三年生部員はこの大会が最後の中体連、多くが引退をかけて試合に臨むことになるのです。

ベンツマーク中学サッカー部も同様。
中学生としての試合は残すものの、全中の敗退をもって練習の場を高校部に移します。
そして、都大会の上位(準決勝だったか、決勝だったか)に残らない限り、きつい高校部の夏合宿からの参加となってしまうのです。
わたしが知る限り、夏の大会の過去最高戦績は都ベスト8です。
後年、部のOB会で ‘俺、夏合宿に参加してないぜ ’ は間違いなく自慢話となることでしょう。

この夏の大会、区で4つ、支部で2つ、そして都で1つ勝つことをファーストラインとしてもらいたいとわたしは思っています。

初夏に入部した一年生部員が、この夏の大会でベンチ入りすることはまずないでしょう。
メンバー登録されれば、御の字だと思います。
(総体・全中大会は、登録メンバー数30名、ベンチ入りメンバー数20名)

なので、彼らが戦力として考えられ、対外試合に出始めるのは、三年生が抜けるこの大会後。
つまり、新チームが発足する8月以降。
応援ではなく選手として参加する初中体連は、10月から区大会が始まる新人戦からでしょう。

秋の新人戦は、文字通り新チームによる中体連大会。
都大会までの流れ、登録メンバー数・ベンチ入りメンバー数も夏と同様と考えてよいと思います。

相違点は。
一つは、秋は全国にはつながっておらず、東京都大会での順位で最終順位を決する大会となります。
そしてもう一つ。
とても大きな相違点は‘評判があてにならない’こととわたしは思っています。

新人戦は新チーム結成後、間もなく行われる大会です。
チームとしての完成度は、夏に大きく及びません。
そのため、本当の力が分からないのです。

このブログでも再三申し上げていますが、「秋は種まきの時期」。
翌夏に成果を得るために使う大会とわたしは考えています。
本番はあくまでも夏。
この点が二つの大会が持つ意味合いの違いだと思います。

また長くなりました。
次回は‘試合に出れるのか’ということを中心にお話したいと思います。

中体連大会のことを書きながら、わたしも色々思い出していました。
‘中学部の試合で一番思い出に残る、心に響いたものは?’
と問われれば、間違いなくこの試合と答える試合があります。

前回お話しした、唯一の都通年校になった年。
前年の秋からどうしても勝てなかったチームが区内にありました。
今の部員には信じられないでしょうが、区立O中学です。
最後の夏はやっとのことで区大会で勝利。(但し、相手主将負傷欠場)
それが支部でもう一度戦うことになってしまったのです。

その組み合わせを聞いて、わたしは唖然としました。
それまでのいきさつを知っていましたから。
お互いベストメンバーで、最後の決着をつける。

前半から攻め立てますが、得点にならず。
延長かと思った、試合の終了間際の決勝点。
わたしは試合後、恥ずかしながらその場にへたり込んでしまいました。
そんな試合でした。

本当に長くなってしまいました。

がんばれ、ベンツマークイレブン。

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