傍楽。(ハイキュー!!4-4)
「働く」は、傍(はた)を楽(らく)にすることだという説をよく耳にします。
語源ではなく、‘こうあってほしい’という願望から出た説なのでしょう。
今日も、昨夜放映されたハイキュー!!4期より。
主人公の通う県立烏野高校がある宮城県で行われている、一年生の選抜強化合宿。
選ばれぬ彼は、押しかけ参加。
球拾い、給水・道具係として、この合宿から少しでも何かを持ち帰ろうと努めます。
上背を買われて参加している一人の選手。
技術が劣る彼は、練習についていけない。
二対二の練習。
少人数の試合だけに、個人の能力の差が如実に表れてしまいます。
焦りは連鎖し、コンビのリズムをも崩してしまう。
コート外に下がり、落ち込む彼。
そこに外野の主人公。
彼は才能のない自分はここに呼ばれる資格がないと、主人公にこぼします。
バレボール選手として極めて背の低い主人公は言います。
`背が高いことは最大の、マックスの才能だと’
そして、あるアドバイスをします。
` なぁ、俺、外から見て気づいたことがあんだけど。代わりに百沢、やってみてくんない?’
` ん、俺に技術的なことは無理だ。’
` 簡単、絶対簡単なやつ!最初のボールをできるだけ高くパスすんだよ。国見みたいに。それだけで速くて苦しいリズムが・・、たぶんちょっと楽になる。そんで、ちょこっとリズムが整うだけでなんかこう・・・色々できる。 楽して行こうぜ、百沢!’
彼はアドバイスに従い、高いパスをセッターに戻します。
明らかに変化した表情で。
それを見た強化合宿の指導者がこう言います。
` 簡単でささいで、でもあわただしい試合中に忘れがちなこと。バレーボールはボールを持つことも、落とすこともできない競技。でも、自分あるいは仲間の態勢が整わない時、自ら時間を作ることはできる。そして、自分が積極的に楽をしようとするパスは、それを託した相手に楽にする。′
このアニメを見ていると、いろいろなことを思います。
時には、とんちんかんなことを思ったりもするのですが。
`自分が積極的に楽をしようとするパスは、それを託した相手も楽にする ‘かぁ。
団体競技とは、結局のところ持ちつ持たれつなんだなぁとわたしは改めて思いました。
自分を磨く・プレイに余裕が生まれる。
味方に優しくなれる・彼にも余裕が生まれる。
自分に優しさが戻ってくる。
傍を楽にすると、自分も楽しくなれるということなんだなぁ。
そして、働き方は考える数だけあるんだろうね。
大きくても小さくても、速くても遅くても。
とんちんかんになっています?
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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