はなむけ。
本日、高校部の新人戦準々決勝が行われました。
この試合に関しては観戦された保護者の皆様の感想を頂いたのち、必要ならばわたしも感想を申し上げたいと思います。
わたしが彼と出会ったのは、六年ほど前になるかと思います。
全中の都大会に応援に行った時のことです。
わたしの後ろの席で、ぶつぶつ言っている男性がいる。
わたしも辛辣だが、彼の独り言はその比ではありませんでした。
話の内容からすると、どうやらベンツマーク校サッカー部の保護者であることが分かりました。
その時、わたしは思いました。
‘彼に近づくのはやめよう。’
それから六年。
ご子息が引退された後も、彼は部の応援を続けました。
彼と観た試合は、幾試合になったことだろう。
今冬。
彼は、移動で東京を離れることになりました。
このひと月は移動先と東京の行ったりきたりで、顔を合わせる機会がありませんでした。
そして今日、東京に戻っていた彼と試合の観戦に。
やはり、ぶつぶつ言っていました。
彼のこの独り言も当分は聞くこともないでしょう。
彼は試合後言いました。
‘このサッカー部のマフラータオルは宝物。
これからの自宅にも持っていくんだ。’
駅での別れ際。
彼は大きく手を振ってくれました。
首元にはサッカー部のマフラータオル。
また一緒に応援に行こう。
その日を楽しみにしているよ。
良い鼻向けとなりました。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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