ベンツマーク校サッカー部の次なる挑戦が始まりました。イレブンへの応援を宜しくお願い致します。

キックでレギュラーを狙え。

先日、ベンツマーク校のキックの精度の低さを嘆きました。
果たしてキックの精度はそんなに大事なものなのか?
わたしの昔話をお話します。

わたしは三十過ぎまである競技を続けていました。
お世話になっていた社会人チームでのこと。

そのチームは決して弱い訳ではありませんでしたが、さりとてトップクラスの選手が集まるようなチームでもありませんでした。
そのチームメイトの中に、他競技から移られてきた先輩がいらっしゃいました。

高校時代は多くのプロを輩出しているサッカー強豪校でプレイをし、卒業後は全日本大学選手権を多数回制している大学体育会で競技を続けられました。
社会人でも続け、そして二十代半ばで競技としてのサッカーはお止めになられました。

その頃にその経歴を買われ、社内の他部から誘いがかかったということでした。
下手くそだったわたしが言うのもおこがましいのですが、正直、基本プレイや球さばきに関しては目を引くものはありませんでした。
二十半ばからの新挑戦ですから、当たり前と言えば当たり前のことでしょう。
それがです。

 

球を受ける際のトップスピードはとてつもなく速く、加えて脚でボールを扱わせたら長く競技を続けてきたチームメイトですら右に出る者はいない。

特に、そのキック。
流れの中で放たれるキック。
そして球をプレイスしてのキック。
味方を敵陣地へ進めさせ、危機はしっかり断ち切る。
プレイスも40~50Mの距離ならばどんな位置からでも、ボールを通してしまうその精度。

ハードな接触プレイとは別の世界で、着実に点を積み上げていく。
わたしは同じグラウンドに立たせてもらいながら、いつもこう思っていました。

‘この先輩がいる限り、必ず点は入る。’

この安堵感は分かって頂けるでしょうか?
期末試験。
答えの埋まらない解答用紙。
それでも何とか一問を解いた時の‘これで零点は免れる’と言う安堵感。
あの感じに近いものがありました。
(・・そんな安堵を感じていたのはわたしだけかもしれませんが)
気持ちが落ち着くと、それまでの状況が嘘のように解答用紙が埋まって行ったものです。

 

わたしがベンツマーク校サッカー部の観戦を始めて九年目。
率直な印象。

よく動き、よく走る。
一方で、
小兵で、大兵との試合が苦手。
決める時に決められない。
得点をものにする確実な方法を持たない。

もしわたしの観察が正しいならば、接触プレイなしに・決める時に決められる・得点をものにする確実な方法を有している選手がいるならば、彼はチームでどのような意味を持つことになるでしょう?

オールマイティでなくて良いのです。
ある一つのことだけでも、チームにとっては大きく存在意義があるのです。
存在意義は色々です。

君もキックでレギュラーを狙ってみないか。
練習の積み重ねで上達できるキックで。

 

がんばれ、ベンツマークイレブン。

 

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