中止、延期、縮小。あの震災のことを思い出しました。
先日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために政府から全国の小中学校、高校や特別支援学校を臨時休校にするよう要請がありました。
また学生スポーツの世界でも、早稲田大学が体育会系クラブに対して春合宿、並びに不特定多数の観客が入るような試合を主催・共催することを中止または延期するように指示をしたと報道されました。
このように、今回の新型肺炎が学生生活にまで大きな影響を及ぼし始めています。
となると、例年3月に行われるベンツマーク中学サッカー部の春合宿の行方も気になるところです。
すでに決まっているのかもしれません。
学校側も判断に苦しむ(苦しんだ)ことでしょう。
この春合宿は、以前は茨木県の波崎で行われていました。
合宿に集まったチームで行われる大会にも出場していたようです。
ここ数年は場所を静岡に移し、やはりジュニアユース世代の大会に出場しています。
練習は厳しいことには違いないでしょうが、一方楽しみな合宿でもあるのかもしれません。
以前にお話ししたと思いますが、長男たちの代はこの春合宿に行っていない学年です。
もしかしたら、唯一の学年かもしれません。
合宿をまじかに控えたあの日、3月11日に震災がおこりました。
ちょうど、長男たちが中一生の時でした。
(当時、学校のHPに掲載された震災当日の校庭の様子)
練習を終え、帰宅途中に長男から電話がかかってきました。
`電車が止まっている。どうしたらよい?’
電話を受けた嫁さんはどこにいるのかを聞いた後、迷わず学校に戻ることを指示したそうです。
学校に戻った生徒たちはその日は校舎内に宿泊し、翌日帰宅しました。
当然の如く、その年の春合宿は中止。
そして翌年も合宿地である波崎が福島に近いことから、放射線量を危惧して中止。
中学での春合宿に行くことなく、高校部に移ることになったのです。
合宿は中止。(2011.03.16)
残念ながら練習も中止です。(2011.03.19)
連日、様様な大会・イベントの中止、延期、縮小を耳にします。
あれから9年、今回の新型肺炎の影響を危惧しながらあの時のことを思い出さずにはいられませんでした。
一日も早い感染の終息を願っています。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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