ベンツマーク校サッカー部の2023年の挑戦が始まりました。イレブンへの応援を宜しくお願い致します。

わたしが観戦を続けた理由

先日、「観戦はやめる」というご報告を致しました。

この機会に、わたしが十数年もの間、なぜベンツマーク校サッカー部の観戦(応援)を続けたのかを今日はお話したいと思います。

観戦を始めたのは、息子が小学校5年生の時でした。

志望校選びの一環として、サッカー部の見学に行ったのが最初です。

夏か秋かは忘れてしまいましたが、旧校舎、土のグラウンドで行われた公式戦でした。

そして、息子が入部して六年。

息子が卒業して八年目。

足掛け十六年、試合を観続けました。

特に息子がいた学年の試合は、先生から’皆勤ですね’と言われるほど練習試合も含めて観ていました。

わたしは、部員たちの頑張っている姿を観るのが好きでした。

息子たちが現役の頃は今より中学部・高校部ともに練習日が一日多く、ほぼ毎日練習、ほぼ毎週試合。

考えていた以上にハードな部活で、厳しい指導の元、一生懸命頑張る子供たちの姿を観るのが好きでした。

とてもシンプルな理由です。

最近、お会いする保護者の方々には ’息子さんが卒業した後も観戦しているんですね。’とよく聞かれました。

その時は必ず、 ’最初の保護者会で先生が「この狭い屋上から全国をめざす」とおっしゃったので、それならばそれを見届けようと思っています。’ とお返ししていました。

これも理由の一つ。

ただもう一つ、もっと大きな理由がありました。

ある他校の試合を観に行った時に、その応援風景に感銘を受け、ベンツマーク校サッカー部もこういうクラブになってほしいと思ったのがその理由でした。

そのクラブとは私立暁星高校サッカー部です。

リスペクトをこめて、実名でお話します。

暁星高校は都内有数の進学校ながら、サッカー競技でも有数の強豪校です。

まだ息子が現役部員だった時の、選手権東京都予選だったと思います。

暁星高校の試合を観戦に行きました。

グラウンドの周りには多くの応援の人たち。

現役部員・保護者はもちろんのこと、大学名の入っているシャツを着たOBたち。

そしてわたしが驚かされたのは、間違いなく我が子はとうの昔に卒業されたと思われる、白髪の保護者OBの方々。

ご婦人の巻く赤いマフラータオルが、かなり色あせていたことを今でも思い出します。

これだけの人たちがこのチームを応援するために集まっている。

我が子が卒業しても愛されるチームと言うのは素晴らしいものだなぁと感銘を受けました。

望むらくは、息子が青春をかけたこのサッカー部もこういうクラブになってくれたらと思いました。

と言っても、我が子が卒業して応援に行くことは気恥ずかしいもの。

誰か知り合いがいないと行きづらいものです。

ならば、わたしがその「誰か知り合い」になろうと思いました。

わたしの願いは、このベンツマーク校サッカー部がクラブに関わった人たちに末永く愛されるチームになること。

そんな思いを続けていたら、あっという間に十六年もの月日が経ってしまったわけです。

わたしは試合を観れば書きたくなる。

その性が危険だと気付き、試合に行くことを止めました。

しかしそれでも、このサッカー部が皆様から末永く愛され、試合会場でも多くの声援をもらい続けられるチームになってほしいと思う気持ちに何ら変わりはありません。

そしてチームも、魅力あるクラブになる努力を続けて行ってほしいと願っています。

がんばれ、ベンツマークイレブン。

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