身体を大きくしなくてはいけない。
実はこれは、長男がよく口に出していた言葉でした。
それは高くすることではなく、大きく(=厚く)するということ。
強豪校と対戦するたびに、彼はそれを痛感したということでした。
これはT京高校と対戦した時の写真です。
やはり、ベンツマーク校イレブンは小さく見えます。
ベンツマーク校サッカー部では、走り込み・体幹トレーニング等によるフィジカル強化に重きを置いているようです。
`小学生期には「動きを高める多様な運動」が中心であり、中学生期では「心肺機能や全身持久力を高める運動」が効果的であり、「筋力を高める運動」は、高校生期以降に行うのが最適 ‘
平成25年に発表された、長野県中学生期のスポーツ活動検討委員会 による「中学生期の適切なスポーツ活動のあり方について報告書」 の中で書かれているように、その時期その時期で適切なトレーニングの方法があります。
体幹トレーニングは全身のバランス・持久力を高めるためにはとても有効であり、中学部において行われるトレーニングとしては適しているということになります。
では、高校部ではそれだけで良いのかということになります。
強豪校では競技の指導者の他、トレーニング面での指導者、栄養面での指導者が用意されていることが多々あります。
その指導者たちの元、選手たちは心技そして身体を大きく成長させて行きます。
`身体を大きくしなくてはいけない。’
都大会に出場する。
その過程で、少なくとも1校はスポーツ強化校との対戦は避けられないと考えるべきでしょう。
その絶対的なフィジカルの強さには、それに負けない強さで武装しておかなければ勝負にならないと彼は感じていたのでしょう。
以下の画像。
長男がちょうど高三生の頃、わたしは3Dスキャンに興味が出ていた時期でした。
当たり構わず、身の回りのものから立体データーを取っていました。
ただ、ものは取れても人体となるとそうたやすく取ることはできません。
そんな時、あっと思ったのです。
`○○(長男)が太る前に腹回りを取らせてもらおう。’
夏の大会が終わったその日だったか、翌日だったか思い切って聞いてみたのです。
`太る前に3Dデーター取らせてくれない?’
以外にも長男は面白がって、取らせてくれました。
その3Dデーターを画像化したものがこれです。
(今回の掲載にあたって、彼にお伺いを立てました。
いやーな顔をしていましたが、身体を大きくすることの例として使わせてほしいと言うと渋々了解してくれました。)
わたしに似て元より筋肉がつきにくい体質だったのか、大きく太らせることは出来なかったようですが、武装しようとした彼の思いは感じることが出来ました。
新人戦が終わり、今までお客さんであった中三生も次期大会からは出場対象者となります。
高校部生は元より、彼らも`身体を大きくすること’ をそろそろ意識する必要があるのではないかとわたしは思っています。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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