来夏に向かって。(2016.12.3)
秋は収穫の季節である。
中学部のイレブンたちは大きな実りを手に入れた。
新人戦都大会準々決勝。
3-7で敗れた。
彼らは何を手にしたのか。
都ベスト8まで勝ち進めたこと。
東京都の中学校数は800を超える。
全校にサッカー部がある訳ではない。
が、それでもそのうちの八校に残ったのである。
強豪相手に三得点したこと。
0-1よりも1-2よりも価値あるスコアである。
絶対に、間違いなく。
この時期であるならば、わたしはそう思う。
何故に七失点もしてしまったのか?
課題は多く残った。
秋は収穫の季節である。
彼らは自信と課題を得ることが出来た。
彼らは過信に陥らず、課題を克服していけるだろうか?
わたしは彼の言葉に確信した。
彼らの夏を楽しみとした。
試合後の整列時、彼は前をしっかり向いてはっきり言った。
‘今日の悔しさをバネにして、来年の夏に向かって頑張って行きます。
この後の応援も宜しくお願い致します。`
長年ベンツマーク校サッカー部を応援してきたが、負けてこんな挨拶をしたキャプテンの姿を初めて目にした。
帰り際、フェンスにもたれかかって座っていた彼に声をかけた。
‘夏、楽しみにしているよ。`
彼はすっと立ち上がって背筋を伸ばしこう言った。
‘ハイ。`
胸を張って欲しい。
君たちのサッカーは楽しく素晴らしい。
守りに入らず、前へ前へ進んだ君たちは素敵だった。
君たちの成長を誰よりも楽しみにしている。
本当にお疲れ様。
そしてありがとう。
がんばれ、ベンツマークイレブン。
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